音を可視化してみよう!

大体の音楽機器の良し悪しについてコメントする時、人間の感性をファジーな言葉で表現される。

暖かい音、冷たい音、スピード感・・・。それってその人の感覚ですね。

しかも音に温度があるの?室温で特性は変わるけど。スピード・・・音速はまちまちなの?

そもそも、その人の耳が完全フラットな耳かどうかもわかりません。

同じ音楽を聴いていても人それぞれ聴こえ方が違うはずです。

自分は、2khz~4khzのピークに非常に敏感な耳です。モスキート音は聴こえないですが、20khzは聴き取れます。自分の耳の特性を大体理解していますが表現は難しい。

 

よって、音質の状態を「可視化」してみようと思った。

 

まぁ、本気でやるほどお金もないので簡易マイクとRTAをつかう。しかもスマホで。要は厳密でなくていいけど、一体どんな帯域がどの程度なっているのか、傾向をみようというわけだ。

実はカーオーディオはピンクノイズを使ってマイクで測定し、レベル・スロープ・TA・イコライジングするのが基本だ。最後は好みで仕上げる訳だが。

あまり公開できないものらしいので少しぼかしたものを載せてみる。3桁を余裕で超えるもので測定・調整したカーオーディオの音響特性だ。

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左から低域、右に行くほど高域となる。高域は指向性が高いが減衰が大きい特性をもつ、一方低域は指向性は低く減衰が少ない。サブウーハーの位置がそんなに厳しい条件でないのはこのためだ。一般的に上下のバラツキ(ピーク・ディップ)が少なく若干の右下下がりがフラットとされる。このグラフは少しTWレベルが高いが基本ピークディップが少なく密度も濃い。完全ではないがフラットな傾向だ。しかし、これは好みとは別だ。

 

さて、家の中華アンプのスピーカーの組み合わせ。

機材もないので中華アンプでここまではできないが、1/6octか1/3octで各帯域がどの程度のレベルにあるかをピンクノイズ(WAV)とスマホを使って測定してみたいと思う。

※ピンクノイズの質はいいものを入手できた。

 

では、何度もテストが必要なので、次回にでも結果を書こうかなぁ、と思う。気が向いたら。